LINEビジネスコネクトとは?仕組み・費用・事例を深くわかりやすく解説します

最終更新日:2018年8月20日

代表 中村
サイシード代表の中村です。
今、Amazonビデオのバチェラーにはまっていて、オファーが来ないかと毎日妄想しております。

さて、今回は私自身クライアント企業からよく聞かれる「LINEビジネスコネクト」についてまとめました。かなりややこしいですが、わかりやすく説明していきます!
本記事の最後で、私が調べ上げた「最新LINEビジネスコネクト導入事例集(2018年度版)」をプレゼントします。大人の事情でブログには掲載していない事例も数多くあるので、ぜひ最後までお付き合いください。

「LINEビジネスコネクト」とは企業のシステムとLINEを連携させることで、ユーザーとの1:1コミュニケーションや双方向の会話を実現する「機能」の名称です。
特に若年層向けの新しいマスマーケティングの手法として、現在注目が集まっている「LINEビジネスコネクト」について、当記事では概要から事例、導入方法に至るまで徹底解説します。

そもそもなぜ今、LINEが注目されているのか

LINEは日常的なコミュニケーション手段として男女年代問わず幅広い年代に使われています。
下図に、年齢別のLINE利用率の調査を掲載しました。

※マクロミル社、2016年1月インターネット調査、N=2,112

若年層が毎日使っていることに驚きはないと思いますが、実は50代・60代でもほとんどの人が週1回以上は開いているんです!
これは、

  • 子供や孫が自分自分たちとコミュニケーションを取る手段として教えている
  • わかりやすいUIなのでWEBで検索するよりも簡単
  • 現在の50代、60代はかなりITリテラシーがある

というのが主な理由だと思います。

筋肉 松岡
そういえば、僕もGWにマレーシアに訪れた際に中華系のおじいちゃん達が集まってwe chatを使いこなしている光景には衝撃を受けました!実は年配の方であっても、十分使いこなせるんですね。


代表 中村
おう、松岡!我らがLINEではなくwe chatが使われているのは悲しいが、おじいちゃんたちでもチャットツールを使いこなせるというファクトはいい発見だ!

さて、LINEが注目されている理由ですが、これまでのマスメディア(新聞やTV)にはない強みがあると考えられているからです。
具体的には、下記の3点が代表的な強みになります。

  1. メールと比べメッセージの開封率が非常に高い
  2. マスメディアでは届きにくい層にもリーチ出来る
  3. スタンプを活用することで、数百万人単位のユーザー数を獲得できる

LINEビジネスコネクトとは?

LINEが注目されている理由がわかったところで、「ビジネスコネクト」という機能について説明していきましょう。

LINEビジネスコネクト誕生の経緯

LINEはユーザーを順調に拡大し、2012年に初めて企業向けのアカウントである「LINE公式アカウント」を公開しました。
LINE公式アカウントは、企業とコラボした無料スタンプをフックに爆発的に友だちを獲得し出来る一方、
スタンプ目的のユーザーには、興味のない一斉配信はすぐにブロックされてしまうという課題がありました。

そこで、企業から「個別のユーザーに対して別々のメッセージを送りたい!」という要望が強くなり、「LINEビジネスコネクト」が登場しました。

2種類の“ビジネスコネクト”

あまり知られていませんが、LINEビジネスコネクトという言葉には「アカウントの種類として」と「拡張機能として」の2つの意味があります。
それぞれについて解説して行きます。

LINEビジネスコネクト“アカウント”

“アカウント”としてのLINEビジネスコネクトの特徴を簡単にまとめると、以下の3点です。

  1. ビジネスコネクト機能が利用できるアカウントである
  2. 「スポンサードスタンプ」は利用できない
  3. 「Official Web App」拡張機能が使える

その名の通り、ビジネスコネクト機能が使えるアカウントです。
またLINEのスタンプは大きく分けて、「スポンサードスタンプ」と「ダイレクトスタンプ」の2種類があり、
スポンサードスタンプはLINEスタンプストア上からの導線を掲載できますが、ダイレクトスタンプはその導線は無く、
自社でLPなどを作成してスタンプDLページまで誘導する必要があります。

ビジネスコネクトアカウントでは、「ダイレクトスタンプ」しか使えないので、友だちを獲得するには工夫が必要になります。

スタンプの活用法は以下の記事でも詳しくご紹介しています!

LINEスタンプをより効果的にマーケティングに利用するには?活用法をご紹介!

2017.08.03

ビジネスコネクト“機能”

LINEビジネスコネクトの“機能”の中核となっているのは、Messaging APIです。
Messaging APIという仕組みを使うと、一斉配信ではなく様々な形でユーザーと1:1でメッセージのやりとりが可能になります。

「ちょっと待って、それってLINE@でも出来るよね?」

という疑問を持たれた方、鋭いです。
LINE@にも通常と同じLINEのやり取りのように、ユーザーと1:1トーク出来る機能はついています。

ただ、「Messaging API」を使うとその1:1トークをさらに進化させることができるんです!
具体的には、

  • botが自動で会話をしてくれる
  • 複数ユーザーを選択して、同時送信ができる
  • メッセージに名前の差し込みが出来る

etc…

アイデア次第で様々なことが可能になりますが、導入事例は後ほど紹介しましょう。

また、LINEの五種類の法人用アカウントの違いについては以下の記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください!

目的別おすすめアカウント一覧も必見!LINEの法人用アカウント全5種類を徹底研究!

2017.10.20

Official Web Appの機能と連携出来る

企業向けのLINEアカウントには「Official Web App」という様々な拡張を利用できるオプションを付けることができます。

ビジネスコネクト機能もこの「Official Web App」に含まれているので、同様に含まれている「LINEログイン」と併用されることが多いです。
LINEログインを使うと、企業のデータベースに蓄積されている会員情報とLINEのユーザー情報を結びつけられるので、
会員情報や行動履歴を元に、ユーザー個々人に応じたマーケティング活動を行うことが可能になります。

簡単に言うと、

  • Amazonのように過去に閲覧した商品を元に別の商品をオススメ
  • ECサイトでカートに入れっぱなしの商品についてアラート
  • 問い合わせに対して担当者から連絡がLINEで来る

etc…

特に数十万人のユーザーを抱えるサービスであれば、「ビジネスコネクト」と「LINEログイン」の活用によって、大幅な売上げ増・コスト削減が見込めます。
またOfficial Web Appについて詳しくご説明した記事もございますので、詳しくはこちらをご覧ください!

LINEの「Official Web App」をマニアックなレベルまで深く解説!

2017.06.26

ビジネスコネクトを活用したアカウントの事例

ビジネスコネクトをうまく活用して、
成果を出しているアカウントの事例をいくつか紹介しましょう。

ZOZO TOWNのアカウント活用例


過去にチェックしたアイテムの値下げや再入荷情報、セールやイベント情報のお知らせなど、自分合ったお得な最新情報を受け取ることが出来ます。

クロネコヤマトのアカウント活用例


荷物のお届け予定や不在通知をLINEで受け取れ、そのまま再配達の依頼も出来ます。

ライフネット生命のアカウント活用例


LINEトーク画面上で保険に関する簡単な問い合わせから、オペレーターによる1:1の顧客対応までを一貫して行えます。

SBI証券のアカウント活用例


LINEトーク画面上でリアルタイム株価紹介や発注を行うことが出来ます。

ダイナーズクラブジャパンのアカウント活用例

LINE@にて、なかなか予約のとれない有名店の予約キャンセル情報を配信しています。
お店は予約のキャンセルを埋めることが出来、顧客は有名店の予約を取ることが出来ます。また、決裁はダイナーズクラブカードで行うことが出来るため、全員がトクするシステムになっています。

LINEビジネスコネクトの導入費用目安

次にビジネスコネクトの導入にどの程度の費用がかかるのか、目安を紹介していきます。
御社で考えている施策の効果とバランスするかの参考にしていただければと思います。

LINEビジネスコネクト費用内訳

LINEビジネスコネクトを利用するにあたって、かかってくる費用は次の4つです。

  1. アカウント利用料
  2. 使用するアカウントによって異なりますが、ビジネスコネクトアカウントの場合月額数十万円~、API型公式アカウントの場合は月額250万円になります。

  3. スタンプ利用料
  4. LINEスタンプを利用する場合、「スポンサードスタンプ」が3500万円(8種類、4週間掲載)
    「ダイレクトスタンプ」は1000万円です。

  5. Push API利用料
  6. ユーザーにメッセージを配信する際、Messaging APIに含まれるPush APIを利用するのですが、
    「ビジネスコネクトアカウント」と「API型公式アカウント」に関しては、配信したメッセージの通数に応じて課金されます。金額は1円/通~になります。

  7. 開発費用
  8. 上記の3つの費目はLINEに支払うものなので、どの企業に開発を依頼しても大差はありません。
    一番差が出るのはここの開発費用です。
    同じ要件でも、企業によって年間で数百万円~数千万円まで大きく幅があるので、複数社比較検討することをオススメします。

    LINEビジネスコネクトパートナー企業

    LINEではビジネスコネクトの円滑な導入のために、パッケージなどを開発している企業をパートナーに認定し、最新情報の提供などを行っています。
    導入を検討する際には、まずは下記の企業に問い合わせてみると良いでしょう。

    2017年4月時点で下記の13社が登録されています。(が、上位5社以外はほとんど導入実績がありません。)
    パートナー毎に、CRMの設計に強い/アウトソースに強い/価格が安いなど特徴があるので、ニーズに応じて選ぶのが良いかと思います。
    判断がつかない場合、弊社にお問い合わせいただければアドバイスさせていただきます。

    —-

      株式会社セールスフォース・ドットコム
        デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
          電通アイソバー株式会社
            トランスコスモス株式会社
              株式会社オプト
                株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
                  株式会社サイバーエージェント
                    株式会社サイバー・コミュニケーションズ
                      株式会社トライバルメディアハウス
                        株式会社アイ・エム・ジェイ
                          GMO NIKKO株式会社
                            トライコーン株式会社
                              エクスペリアンジャパン株式会社

                              —-

                              ※2018年8月追記
                              6月に行われた『LINE CONFERENCE 2018』で、既存のLINEのビジネス用アカウントの統合が行われることが発表されました。
                              名称も『LINE公式アカウント』に統一されます。

                              機能面も集約され、「LINE ビジネスコネクト」、「LINE カスタマーコネクト」、「LINEポイントコネクト」などの機能がすべてのアカウントで利用できるようになります。

                              また、公式アカウントの難点であったコスト面を大きく改善し、、定額+従量制での価格決定が行われることが特長です。
                              (莫大な登録ユーザーを持つ企業は、逆にコストが高くなってしまう場合もあります。)

                              導入時期や細かい情報は未定なため、更新され次第追って記事を更新いたします。

                              まとめ

                              1. 消費者に近い企業を中心に今後LINEのビジネス利用は進んでいく可能性が高い
                              2. ビジネスコネクト機能により企業が顧客と個別にコミュニケーションができる
                              3. Official Web AppのLINEログインと組み合わせると、施策の幅が広がる

                              LINEビジネスコネクトは新しいマーケティング手法として注目されています。
                              システム開発や導入費用でハードルは高いですが、使い方次第で多様なビジネス展開が可能になります。

                              ※2018年8月追記
                              6月に行われた『LINE CONFERENCE 2018』で、既存のLINEのビジネス用アカウントの統合が行われることが発表されました。
                              名称も『LINE公式アカウント』に統一されます。

                              機能面も集約され、「LINE ビジネスコネクト」、「LINE カスタマーコネクト」、「LINEポイントコネクト」などの機能がすべてのアカウントで利用できるようになります。

                              また、公式アカウントの難点であったコスト面を大きく改善し、、定額+従量制での価格決定が行われることが特長です。
                              (莫大な登録ユーザーを持つ企業は、逆にコストが高くなってしまう場合もあります。)

                              導入時期や細かい情報は未定なため、更新され次第追って記事を更新いたします。

                              代表 中村
                              最後までお読みいただき、ありがとうございます。
                              こちらに掲載されている以外にも、ビジネスコネクトを活用した秀逸なLINEアカウントは数多く存在します。
                              それらをまとめた「最新LINEビジネスコネクト導入事例集(2018年度版)」を資料請求頂いた方にお送りします。
                              ご自身の事業の参考になることも多いと思うので、ぜひご活用ください。
                              必須お名前
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ABOUTこの記事をかいた人

中村 陽二

東京大学工学部および同大学院工学系研究科修了。 マッキンゼー&カンパニーでM&Aや製造業での成長戦略のコンサルティングを経験し、2015年株式会社サイシードを創業。 趣味はモデルルームの内見。インドのことわざに造詣が深い。