サイシードのチャット返信補助ツール『AI Chat Supporter』誕生秘話

最終更新日:2017年8月1日

代表 中村
サイシード代表の中村です。
今回は『AI Chat Supporter』誕生の経緯をお伝えできればと思います。
弊社の自社事業である『就活Myコンシェル』を通して、実際に自らオペレーションに携わることで、
「どのような課題を感じ、それをどのようにシステムに落とし込んでいったのか」
という、実課題に即した開発の軌跡をお伝えできればと思います。

『就活Myコンシェル』とは

弊社、株式会社サイシードは元々大学での合同説明会(合説)を主催する会社です。
合説では、就活行っている学生から相談を受けることがままあり、社員が個人のLINEで対応を行っていました。

代表 中村
相談に乗るのは全然構わないんだけど、わざわざ私に相談しなくても、こういう相談ができるサービスって他にあるんじゃない?
人材紹介サービスとか、大学のキャリアセンターとか。あんまり使ってないの?
学生
確かに、人材紹介サービスを使ったこともあるんですが、返信が来るのが遅かったり、紹介された企業が全然自分に合っていなかったりするんですよね…。
キャリアセンターで相談するのも、予約があまり取れないし、人によって当たりハズレが大きいのでわざわざ行く気にならないんです

「学生の相談に的確にアドバイス出来る存在が必要だ!」
そう考えた私は、LINEで就活相談が出来るサービス『就活Myコンシェル』を立ち上げたのです。

『就活Myコンシェル』のビジネスモデルは、弊社コンシェルジュがLINEで就活生の相談に乗り、学生に合う企業を紹介。学生が紹介企業の選考に参加したり入社した場合、企業から紹介料を頂くという人材紹介モデルです。

サービスを始めてみると、特に就活の時間が取れない体育会や研究で忙しい理系学生、就活イベントの機会が少ない地方の学生から大変好評でした。
以下のようなメリットが口コミで広がり、特に広告出稿もせずに開始3ヶ月で会員数は1000人を突破しました。

  1. 時間・場所を気にせず、気軽に相談することができる
  2. 信頼できるプロに何度でも相談できる
  3. 自分に合った企業を紹介してもらえる

さらに、チャットによる就活相談サービスは、人材紹介を行う弊社にとっても大きな優位性をもたらしてくれました。
弊社からすると以下のような事業場の優位性ができたので、

  1. 気軽に利用できるので、多くの会員獲得に繋がる
  2. 長期的な信頼関係があるからこそ、他社よりも優先的に使ってもらえる
  3. 得られる情報量が増えるので、マッチング精度があがる

我ながら「中々良いサービスを作ったな」と自画自賛しておりました。

『就活Myコンシェル』に次々と降りかかる難題

―――1,2ヶ月経ったあたりから、私1人では相談が手に負えなくなってきたので、松岡と内定者インターンに就活生の対応を任せるようになりました。
順調に伸びているように思えたサービスですが、次々と課題が出てきたのです。

筋肉 松岡
松岡「うう…」
代表 中村
松岡どうした!?自慢の筋肉がシナシナじゃないか!
筋肉 松岡
実は、コンシェルの相談対応が大変すぎて、毎日寝れないんです…
代表 中村
チームの人数も増やしたのに、どうしてそんなに大変になってしまったんだ?
筋肉 松岡
一番の理由は、ユーザーが増えたことです。ありがたいのですが、今まで考えもしなかった問題点が色々出て来まして…

―――松岡はシナシナになった筋肉を奮い立たせ、話し続ける。

筋肉 松岡
とにかく質問の対応にめちゃくちゃ時間がかかるんです!
多くの学生から似たことを聞かれるのにも、毎回長文の返信を入力するので左手小指は腱鞘炎ですね。。
あとは、メッセージが来た順にスタッフが対応しているから、2人で同じメッセージに対応してしまったり、逆に対応漏れが頻発したり…。
そんな状況だと、どの学生がどの企業の選考を受けているのかも把握しきれなくて…。

内定者の学生たちも頑張ってくれているんですが、知識不足だから自信を持ってメッセージ対応ができないようで、なかなか業務が上手く回らないんです…。

代表 中村
読みにくい文章だな!
松岡の言い分をまとめると、課題は次の4つだな。

  1. メッセージ作成に時間がかかる
  2. 他の社員の対応状況がわからない
  3. 学生の選考状況がわからない
  4. アドバイス内容に自信がない

そこで私は、旧友の力を借りることにしました。

チャットツール『AI Chat Supporter』の登場

―――プルルルル…ガチャ

??
もしもし~?中村~?
代表 中村
おう、久しぶりだな!実は、事業が壁にぶつかってな。お前の力を借りたいんだ。
東北大工学部を主席で飛び級卒業して以来、どこで何してるんだ?
??
5,6年も前の話をぶり返すなよ~
あの後、スイス工科大で人工知能の研究を続けて、修了してからは現地のスタートアップで特許取ったり、マッターホルンの麓で詩作ったりしてるよ~
代表 中村
その詩、絶対に口ずさまないでくれ!
どうだ、スイスだとメシも口に合わないだろう。そろそろ日本に帰って来ないか?
??
スイスでの生活も楽しかったけど、中村の頼みなら聞かないわけにはいかないなあ~
je m”en vais(訳:いま、会いにゆきます)

―――数ヶ月後
スイスでフランをしこたま溜め込んだ、AIエンジニア「西田」の活躍により、『AI Chat Supporter』が開発されたのです!

開発 西田
返信を爆速にする、とっておきのシステムを開発したよ~
よく聞かれる質問とその回答を予め作成しておくことで、学生からのメッセージをAIが解釈し、アドバイザーに適切な回答を提示することが出来るんだ~
最初のうちは精度が低いけど、2,3ヶ月くらい使ってればかなり当たるようになるよ~
筋肉 松岡
これハンパねぇっす!!
質問に対する回答が、2クリックで作成できるじゃないですか!
開発 西田
それだけじゃないよ~
他にも、

  • 各社員の対応状況の可視化
  • 学生の選考ステータス管理
  • セグメント別一斉配信
  • 詳しいアドバイザーによるWチェック

etc…
など、便利な機能も色々開発しといたんだ~

筋肉 松岡
おお!!
これさえあれば、対応漏れも無くなって、心置きなく筋トレに行けそうです!!
開発 西田
青いな~、松岡~
ツールの過信は禁物だよ。
ツールはあくまでも補助で、AIも人も、まだまだ人によるトレーニングが欠かせないんだ。
例えば、毎日業務終盤に社員が学生スタッフにフィードバックを行い、AIにも正誤を教えるというオペレーションは必ずやってくれよ~

AI Chat Supporter誕生秘話のまとめ

  1. サイシードは就活に関する事業を行う企業でもある
  2. 自社サービスでチャットツール開発・運用を行ってきたノウハウがある
  3. プロフェッショナルによる完全自社開発である
代表 中村
弊社は実際に事業推進、オペレーションを行う担当者の気持ちを一番理解できるシステム会社を自負しております。
カスタマイズ要望に柔軟に対応できるところも強みだと考えているので、ぜひご相談ください!