AIとチャットボットの違いは?各社のチャットサービスを徹底比較!

最終更新日:2018年1月24日
このブログは、AIソリューションを提供する株式会社サイシードが作成しています。
最新の事例や企業での活用方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

代表 中村
こんにちは。先日とうとうキッチンに業務用のステンレス台を導入しました。
最近は魚をさばいて、寿司を握る「サバキスト」の潮流に乗り、ゴマサバの3枚おろしの腕を上げながら楽しい日々を過ごしております。
しかしながら、全て自分で行えるようになると、結婚の意義について深く考えさせられますね。
幸せな家庭とは、結婚とは一体なんなのでしょうか…?
さてさて、そんな「サバキスト」仲間の経営者を筆頭に、AIを利用した業務改善サービス導入についてのお問い合わせが格段に増えてきています。
特に最近はチャットボットやFAQ検索エンジンなど、これまで有人で対応するのが当たり前だった、言語に関するAIチャットツールが注目されているようです。

しかし、様々なAIサービスが世の中には存在しているので、

何を比較基準にすれば良いのか?
自社にあったAIサービスを選ぶにはどうすればいいのか?
そもそもAIとチャットボットはどう違う?

など、AIサービス導入にあたって、お悩みの企業様は多いようです。
特に、コールセンターや社内問い合わせ対応など言葉に関するAIチャットツールは多くの種類があり、それぞれの特徴がわかりづらい状況です。
この記事では、そんなお悩みを抱える企業様のために、どんな基準でツールを選べば良いのか、比較の観点を説明したいと思います!
また、本記事の最後で、記事に掲載しきれなかった観点まで網羅した「最新チャットBotベンダー徹底比較集(2018年版)」をプレゼント致します。

AIとチャットボットの違い

そもそも、AIとチャットボットの違いをご存知でしょうか?
これらは同時に説明される事が多いため混同されがちなので、最初に説明しておきましょう。

チャットボットとは

「チャットボット」は、情報検索のユーザーインターフェース(UI)の一種で、会話調の短文のやりとりを行うものです。

筋肉 松岡
UIってなんですか?タンパク質の一種ですか?
代表 中村
いや、違う

UIと言うと難しく聞こえますが、意識していないだけで私達は普段から様々なUIに触れています。
例えばGoogle検索エンジンは、短文を入力して結果がテキストで10~20件程度表示されるUIです。
一方、instagramのハッシュタグ検索は短文を入力すると関連するハッシュタグが表示され、それをクリックすると画像がほぼエンドレスに表示されるUIです。(テキスト情報は画像をクリックしないと見れない)
もっといえば、最近流行りのスマートピーカーは、音声で短文を入力し、音声で1つの結果が返ってくるUIです。
チャットボットもそのようなUIの1つで、短文もしくは与えられた選択肢を入力して、1件もしくは数件の結果をチャットの吹き出しで返します。

一般的なチャットボットが回答を出す仕組みは、2つあります。

  1. シナリオ型
  2. 事前に作成したシナリオに沿ってツリー構造に質問を絞っていく方法

  3. 一問一答型
  4. ユーザーから送信された文章に含まれるキーワードに反応して回答を出す方法

どちらも簡単なロジックに基づいて応答するため、AIと呼ばれる技術が関係しているわけではありません。
なので、チャットボットとはあくまでもデザインで、裏側で検索結果として何を表示するかというロジックを複雑にしたものがAIだと考えてください。

AIとは

一方で、チャットボットの裏側に搭載されてるAIですが、その主な役割は「表現のゆらぎを吸収すること」です。
例えば、

  • トイレの場所はどこですか?
  • お手洗いに行きたいんですけど
  • やばい、漏れそうです

という3つの短文は、使われているキーワードや表現は異なりますが、トイレの場所を知りたいという意図は同じです。AIを使えば、ユーザーに情報入力の自由度が大幅に高まります。
そして数多くの入力結果と、提示した結果に対するフィードバックを学習していくことで認識できる範囲が広がっていきます。

開発 西田
ちなみに「AI」といっても、単一の技術があるわけではなく、様々な要素技術を組み合わせて結果的に人の知能のように振る舞うものがAIと呼ばれているんだ~。
だから一口にAIといっても各社によってその精度や業務への適用範囲は異なるんだよ~。
詳細な仕組みついては、僕がこの記事で説明しています~。

AIが会話できるのはなぜか?AIの質問応答の仕組みと学習方法を非エンジニア向けにわかりやすく解説

2017.12.07

AIサービスの比較基準

それでは、各社どんなチャットボットツールを提供しているのでしょうか。
各社が提供しているツールの特徴を元に、以下のようにマッピングしました。

まずは各社の提供している チャットツールをならべて見ましたが、ざっとあげるだけでもかなり多くのチャットツールが各社から提供されていることがわかると思います。
さらに、AIを搭載したツールもかなり増えてきているため、どんなものが良いか混乱してしまう方が多くいらっしゃると思います。

AIサービスの比較基準

大きく分けて3つの観点で比較していくのがいいかと思います。

  • AIを搭載しているのか

まず、チャットボットツールには、AIに文章を読んでもらうAI搭載型と、事前に単語を登録しておくだけの非搭載型があります。
非搭載型の方が低価格ではありますが、チャットの精度をあげるのは難しいです。

  • 開発の柔軟性

次に、開発の柔軟性が挙げられます。
AIの有無にかかわらず、使用する業務に合ったツールを使いたいですよね!
柔軟性が高い分価格が高いツール、あるいは一つの目的に特化している分柔軟性が著しく低いツールもあったりします。
会社の体制や環境をよく吟味した上で、検討したい項目です。

  • AIエンジンか自社開発か、OEM提供なのか

最後に、AI搭載型のチャットツールでは、そのエンジンが「自社開発」のものか、「OEM提供」されたものなのかが重要な検討項目になります。
今回の記事では、AI搭載型のチャットツールについてフォーカスし、この「自社開発されたものか」「OEM提供されたものか」という点について詳しくご説明したいと思います!

では、コアとなるAIエンジンを他社から提供(OEM提供)を受けているか
あるいはAIエンジンを自社開発しているか、ということは一体どう違うのでしょうか?

このOEM提供と自社開発についてざっくりとご説明すると、AIが思考するロジックの元になる部分を他社から提供を受けているか、あるいは自社で開発しているか、の違いです。
つまり、元となるAIエンジンは他社製で、各社それに対しカスタマイズを加え、目的別に特化したツールを更に各企業様に提供している、と考えるとイメージしやすいかと思います。

チャットボットの導入費用

チャットボットでもそこに持たせる機能とAIの有無、サポートの濃淡により費用はピンきりなので、いくつかのベンダーに問い合わせて提案内容と費用のバランスを見て判断するのが良いかと思います。
ここでは、ざっくりと目安を記載しておきます。

  1. パッケージ型のAI無し商品
  2. 一番シンプルなタイプのチャットボットです。パッケージ製品なので自社向けのカスタマイズはできず、基本的にはシナリオ型のチャットボット単体の機能です。
    初期費用:数万円~10万円程度
    月額費用:数万円~10万円程度

  3. オリジナルのAI無し商品
  4. チャットボットで自社の資料請求を完結させたり、商品を選択して買取価格の査定を行うチャットボットなど、オリジナルで開発するタイプです。
    ロジックの複雑さ、管理画面の有無、デザインの有無により金額が変わってきます。
    レポートやユーザー認証など細かい機能を入れていくと高くなります。
    初期費用:100万円~500万円程度
    月額費用:10万円~30万円程度

  5. パッケージ型AI商品
  6. AIを使って一問一答に答えられるようにしたチャットボットです。
    柔軟性は限られていますが、比較的安価に使えるのが特徴です。
    初期費用:30万円~200万円程度
    月額費用:20万円~50万円程度

  7. オリジナルのAI商品
  8. AIを使って一問一答に答えられるかつ、柔軟に機能の開発とシステム連携が行える最上位の商品です。
    FUJITSU・NEC・NRIなどの大手企業であれば、開発費で500~3000万円程度になることが多いです。
    初期費用:50万円~
    月額費用:30万円~100万円程度

代表 中村
繰り返しになりますが、上記の金額はあくまでも目安なので、各ベンダーに問い合わせをして個別に見積もってもらいましょう。
次に、OEM提供のAIエンジンツールと自社開発エンジンのAIツールのメリット・デメリットを比較していきます。

OEM提供のAIツールのメリット・デメリット

  • メリット:コストを低く出来る

AIサービスを提供する企業は、拡販することを前提としてOEM提供企業と契約します。
つまり、まとめて提供先とライセンス契約するため、1ライセンスあたりの価格を抑えることが出来ます。
例えば、IBMの提供するAIサービスを導入したい、と考える企業様は、自社で「IBM Watson」を導入するより、「IBM Watson」を元にしたOEM提供企業のAIツールの方が安価で導入することが可能になります。

  • デメリット:AIのロジック部分を調整できない

一口にAIといっても、データの前処理の方法やどんな確率関数にフィッティングさせるかで結果が大幅に変わってきます。
精度が上がらない場合は、これらのロジックを変えて調整する必要があります。
しかし、他社のAIエンジンの中身がブラックボックスになっているため、原因を追究し調整を行うことが出来ません。
何か問題が起こった時についても、同様のことが言えます。

自社開発エンジンのAIツールのメリット・デメリット

  • メリット:とにかく柔軟に対応してもらえる

AIのエンジンをはじめ、ツールにおいても自社開発しているため、注文を受けた各企業様に合わせたカスタマイズが可能です。
また、コンサルティング的に導入支援を行なっている企業も多いため、「なんとなく業務改善は必要だと思っているけれど…」という企業様に必要なツールを適確に提供することができます。

  • デメリット:コストパフォーマンスが悪い場合がある

一方で、各企業で利用しやすいように、機能的なツールを付けることによって結果的に価格が高くついてしまう場合があります。
つまり、各業務に適合する効果的な機能を付与しやすい反面、コストがかかってしまうため、開発元の企業と交渉・相談の上、しっかりと各社比較検討する必要があります。

ここまでAI搭載のチャットツールの特徴をご紹介してきましたが、
ここで、今回のブログの記事の目的である、実際にどのようなAIツールがふさわしいのか、AIツールを導入のための目安となる基準をご紹介したいと思います!
AIサービスの比較基準のところで、メリット・デメリットをご紹介しましたが、こちらをまとめてみると、

  • AIツールのシステムに自社が合わせるか
  • 自社のシステムにAIツールを合わせるか

という基準で選んでいくのが適切かと思われます。
例えば、

『とにかく、予算重視。安くツールを導入したい!』
『社員が若く、新しいシステムを導入したとしても、すぐに適応できる』

などの場合には、OEM提供のAIツールの方が利便性が高く、さらに導入にあたっての費用が安く済むでしょう。
一方で、

『業務改善をしたいが、どこにどんなツールを導入すればいいかわからない』
『導入に際して、丁寧なサポートをしてほしい』
『従業員が多いため、これまで培ってきた業務プロセスを大幅に変えることが難しい』

といった場合には自社開発ツールのAIツールの方が、利便性が高いでしょう。
特に、どんな分野にツールを導入すればいいかわからない場合には、OEM提供だと重要な部分が変更できず、逆に導入が重荷になってしまう可能性があります。その場合には、ある程度融通が効き、相談に乗ってくれる企業で比較検討の上で導入するのが良いでしょう。

各社AIサービスの特徴
実際にいくつか各社で提供されているAIツールをご紹介します。比較検討の際の参考にして見てくださいね!

OEM提供された他社のAIをベースにしたAIツール
OEM提供されたAIツールとして代表的なものは、talkQA(エクスウェア株式会社)、CloudAI チャットボット(JBCC株式会社)、などがあります。

talkQA(エクスウェア株式会社)
IBM Watsonを利用し、チャットやLINEを利用した顧客対応に強いTalkQAを提供しています。
特に特徴的なのが、PePPerへのAIエンジンを導入ツールです。
自然言語処理により、音声認識だけで、顧客とのスムーズな会話を実現しています。
特に、新卒採用等のイベントで学生がPePPerに質問するだけで、企業の募集要項や福利厚生など説明してくれる機能があります。

CloudAI チャットボット(JBCC株式会社)
こちらもIBM Watsonを利用したAIツールです。
LINE風のインターフェースで簡単な操作で利用できるようになっており、特徴的なサービスは店舗スタッフのための在庫状況や売上データと紐付けし、チャットで簡単に調べることができる機能です。
また、モバイル端末から利用しやすいことから、PCのない店舗勤務スタッフのバックヤード業務を大幅に効率化することが可能です。

自社開発したAIを用いたAIツール
自社開発したAIツールには、AI Messenger(株式会社AIメッセンジャー)、さらに下記のまとめでご紹介するsAI Chat(サイシード)などがあります。

AI Messenger(株式会社AIメッセンジャー)
サイバーエージェント関連企業のAI Messengerでは、AIエンジンの開発のほか、よりリアルな顧客対応を実現するためのマーケティング支援サービスを行なっています。
特に特徴的なのが、消費者に寄り添ったチャットコミュニケーションを行うためのtoC向け接客シナリオ企画やメッセージ作成をきめ細やかにサポートしてくれます。

まとめ

長々と各サービスの分類と選び方の観点を説明してきましたが、正直HPや製品資料を見ても中身を判断することは難しいです。
実際に動く製品にデモを触って提案を受けることで初めて、その企業・ツールの実力を適切に評価することが出来ます。

弊社は自社で開発したAIエンジンを使って各社ごとに柔軟な開発をするスタンスの企業です。
その上で、1社につき1名の専任が最初から最後まで担当させていただき、開発期間も短かくすることで、低価格を実現しております。
クライアント企業様からも「大手の1/3程度の価格だった」と高評価をいただいております。
ぜひ検討するうちの1社に加えていただければと思います。

代表 中村
弊社が開発しているsAI Chatについては、下記お問い合わせフォームから資料請求できますので、是非お気軽にお問い合わせくださいね!
また、今回こちらのページから資料請求いただいた方には「最新チャットBotベンダー徹底比較集(2018年版)」をプレゼントしますので、ぜひ比較・検討する際の参考にしてみてくださいね!
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ABOUTこの記事をかいた人

中村 陽二

東京大学工学部および同大学院工学系研究科修了。 マッキンゼー&カンパニーでM&Aや製造業での成長戦略のコンサルティングを経験し、2015年株式会社サイシードを創業。 趣味はモデルルームの内見。インドのことわざに造詣が深い。